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2023.04.12UE5UE/ 初心者向け
執筆バージョン: Unreal Engine 5.1
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今回は、以前UE5にインポートしたMetaHumanをUE5上で操作できるようにしてみたいと思います。
[UE4]MetaHuman Creatorを触ってみた。
https://historia.co.jp/archives/20310/
[UE5]MetaHumanをUE5にインポートしてみた。
https://historia.co.jp/archives/30136/
Taro「ウゴカナイ カラダ ウゴカナイ」
今回はThird Person テンプレートを使用します。
このテンプレートでは、三人称視点でクインさんを操作することが出来ます。
テンプレートの既存ブループリント「Third Person Character」に設定されているクインさんを
MetaHumanのTaroに入れ替えることで、Taroを自由に動かせるようにしたいと思います。
レベルを用意したら、Quixel Bridgeを使ってMetaHumanをコンテンツブラウザに用意します。
Quixel Bridgeからのインポート方法は前回のブログを参照ください。
BP_ThirdPersonCharacterを検索して複製します。
名前はBP_ThirdPersonCharacte_Taroとします。
BP_ThirdPersonCharacterを複製したら、
今度は、MetaHumanをインポートして作られたBP_Taroを開いて、
コンポーネントのBody以下に配置されているメッシュをコピーします。
コピーしたら、先ほど複製したBP_ThirdPersonCharacter_Taroを開き、Mesh以下にペーストします。
ペーストした状態だと、位置がズレているのでトランスフォームのlocationとrotationをリセットします。
メッシュの準備は完了したので、続けてアニメーションブループリントを作成します。
Bodyコンポーネントを選択して、browse to AssetからMetaHumanのスケルタルメッシュの場所を開きます。
MetaHumanのメッシュ:m_med_nrw_bodyを右クリックして、
Create ⇒ Anim BluePrintを選択して新しいアニメーションブループリントを作成します。
作成したブループリントを開いたら、右クリック ⇒ Retarget Pose from Meshノードを作成してOutput Poseノードに接続します。
また、Retarget Pose from Meshをクリックしてdetails Retargeter Assetから『RTG_Mannequin』を選択します。
これでクインさんのモーションにMetaHumanのメッシュが適用されました。
BP_Taroのfunctionsに含まれているEnableMasterPoseをコピーして、
BP_ThirdPersonCharacte_TaroのBP同様の場所にペーストします。
Construction Scriptノードの出力ピンをコピーしてきたEnableMasterPoseに繋げます。
引き継ぎBP_ThirdPersonCharacte_Taroを触ります。
ビューポートに切り替えて、Bodyメッシュを選択して以下の内容を設定します。
Animation Mode ⇒ Use Animation Blueprint
Animation Blueprint ⇒ ③で設定したアニメーションブループリントを設定する。
これでほぼ設定は完了ですが、クインさんが表示されたままなので
BP_ThirdPersonCharacte_Taroのメッシュを選択して、以下の設定を変更します。
・Visibleのチェックを外す
・Visibility Based Anim Tick Option を Always Tick Pose and Refresh Bonesに設定する。
最後にBP_ThirdPersonGameModeのDefault Pawn ClassをBP_ThirdPersonCharacte_Taroに設定すれば
実行した際に使用されるキャラクターのブループリントが変更されて完了です。
(ブループリントを作成した時点で切り替えて、細目に実装を確認しながら進めると、より安全です。)
遂にTaroがUE5の世界で自由を手に入れました!
Taro「ウゴク カラダガ ウゴク‼」
作成したデジタルヒューマンが気軽にUE5に持っていけたこともそうですが、
MetaHuman Creatorを使用して、自分が作成したキャラクターをゲーム内で操作できることが、
なによりも愛着が沸いて嬉しかったです!
これを入口に、自分だけのMetaHumanでUE5の世界を楽しめそうです!