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2023.04.14UEFNタイトル情報お知らせ

【ヒストリアUEFNタイトル第一弾】マグマを超えてゴールを目指せ!タイムアタック×デスラン「Lava Death Run」マップコードを公開。マップ制作のこだわりポイントも紹介

フォートナイト内で遊べるタイムアタック×デスランゲーム「Lava Death Run」の島コードを公開しました!

フォートナイトはEpic Gamesが提供する基本プレイ無料のオンラインゲームです。2023年3月23日、Unreal Editor For Fortnite(以下、UEFN)がリリースされ、UEFNに搭載された数多くの機能により、フォートナイトで作成できるゲームの自由度が大きく広がりました。

ヒストリアでは今後UEFNを利用してゲームタイトルを公開していく予定です。
本タイトルは、UEFNを使用して1週間で制作しました。ぜひプレイしてみてくださいね!

マップコード:4947-6041-7790

アップデート情報
【4/22(金)】
・Nintendo Switch™でのFPSの安定性が向上しました
・Nintendo Switch™, PC(グラフィック設定:Low, Midium, High)での視認性が向上しました
・遊びやすさを向上しました(スタート地点での説明、チェックポイント数の記載)
・BGMの追加

ゲーム紹介

煮えるマグマに落ちれば即アウト!
灼熱の溶岩地帯から脱出を目指すデスラン風タイムアタック!

不安定な火成岩の足場を飛び移り、柱状節理の崖を登ってチェックポッドを目指そう!
ベストなルートを見つけ出し、ハイスコアを叩き出せ!

複数人プレイの場合は協力プレイ!
最初にチェックポイントに着いた人のところに全員ワープするぞ!


制作こだわりポイント

UIについて

現状ではフォントのサイズをVerseから直接変更することができなさそうなので、カウントダウン用の大きな数字に関しては「HUDメッセージの仕掛け」を使って、あらかじめ作成したUMGを表示させています。

カウントダウンが少なくなった場合の文字の揺れやフェード処理に関してはフォントマテリアルに対してマテリアルパラメータコレクションを使用しています。
マテリアルパラメータコレクションはシーケンサーから操作できるので、シーケンサー→マテリアルパラメータコレクション→マテリアルとすることで動的なマテリアルの操作が可能になります。

とはいえ、UMGは動的な文字情報の操作ができないという弱点がありますので、タイム加算を知らせるウィジェットに関してはVerseで処理しています。

 

処理フローについて

チェックポイントについては見た目や処理の自由度を考慮して「ミューテーターゾーンの仕掛け」を使いVerseで実装しています。この仕掛けはプレイヤーがエリア内に入った、出た判定を取ることができ、いわゆるボックスコリジョンと同じ汎用的な使い方ができます。

今回やったチェックポイント的な運用以外にも、うまく使えばオリジナルのアイテムなどを擬似的に実装することもできそうです。

Verseは基本的に<suspends>関数内での非同期処理が強力なため、基本的に同期処理を行う言語と比較して、フローの流れをつかみやすいと思いました。プロジェクトでは非同期処理の「race:」を使い、到着時のカウントダウンのやり直しや到着時のフローを実装しています。

チェックポイント到達時のカウントダウンのやり直しが今回最も苦労した場所になりました。思わぬバグから前のチェックポイントでのカウントダウン処理が残ってしまったり、カウントダウン自体が消えてしまうことがありました。

Creative Deviceはゲームフロー管理、スコア管理、時間管理、UI管理の4つに分割しています。