関連ブログ
- [UE4][UE5]開発環境の容量を少しでも減らす 2024.08.14UE
- [UE5] PushModel型のReplicationを使い、ネットワーク最適化を図る 2024.05.29UE
- [UE5]マテリアルでメッシュをスケールする方法 2024.01.17UE
CATEGORY
2014.10.23UE4UE/ Matinee
今回は、アンリアルエディタ上での動画撮影方法をご紹介します。
もちろん外部ツールを使う方法もありますが、エディタの機能を使ってしまえば、他の人に見せるためやデバッグの際など、お手軽に撮影することが可能です。
ちなみに、この方法では現在、サウンドは反映されないようなのでご注意下さい。
アンリアルエディタでの動画撮影には、2つの方法があります。
順番にご紹介していきます。
========================================================================
※ 2019/04/25 追記
現在はSequencer(シーケンサー)というツールに置き換わっているのでMatinee(マチネ)は非推奨です。
Sequencerについては、公式ドキュメントを参照ください。
========================================================================
Matineeエディタ内からゲームを起動し、そのプレイ画面をキャプチャーする機能です。
Matineeエディタ内に起動ボタンがありますが、Matineeを再生する必要はありません。該当のMatineeが再生されていなくても、特に問題無く撮影されます。
まず、Matineeエディタの右上の、「Movie」ボタンを押します。
Matineeエディタの基本操作については、以前のブログ記事をご覧下さい。
「Movie」ボタンを押すと、↓のようなウィンドウが開きます。
「Capture Type」で出力形式を選択します。
「AVI Movie」の他、bmp, png, jpg での連番画像での出力に対応しています。
「Turn on Cinematic Mode」は、以前の記事で紹介したMatineeActorのプロパティと同様の機能です。
プレイヤーの操作などを無効化出来ますが、Matinee再生中以外は通常通り操作可能です。オフにしておけば、通常のゲームプレイと同様の状態で撮影出来ます。
「OK」を押すと、指定した解像度で別ウィンドウが開き、撮影が始まります。
ウィンドウを閉じると撮影が終了します。
撮影したファイルは、プロジェクトのフォルダ(.uprojectファイルの場所)以下の下記の場所に保存されています。
動画:Saved/VideoCaptures
連番画像:Saved/ScreenShots/Windows
コンソールコマンドから、撮影の開始と終了を叩くことが出来ます。
コマンドはそれぞれ、「StartMovieCapture」と「StopMovieCapture」です。
特に下準備なく、実行中に行うことが出来るので、覚えておくとデバッグの際に便利だと思います。
画面の解像度は、実行中のビューポートのものになります。
コンソールコマンドはBlueprintからも「Execute Console Command」という命令で呼び出すことが出来るので、ロジックを組み込めばゲーム中の特定のタイミングで撮影することも可能です。
手動で撮影したい場合は、↓のように組んでおくと簡単です。
この方法で撮影したファイルも、先ほどと同様、プロジェクトのフォルダ(.uprojectファイルの場所)以下の Saved/VideoCaptures フォルダに保存されます。
作った作品の公開に、チーム開発のデバッグにと、ゼヒ活用してみて下さい。