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2014.09.19UE4UE/ Matinee
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※ 2019/04/25 追記
現在はSequencer(シーケンサー)というツールに置き換わっているのでMatinee(マチネ)は非推奨です。
Sequencerについては、公式ドキュメントを参照ください。
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ゲーム開発だけでなく、映像作品の制作にUE4を使う事例も増えているようです。
UE4で映像作品を作る場合、ゲームのカットシーンと同様の手順で制作することになります。
UE4のカットシーン制作にはMatineeと呼ばれるシステムを使用します。
今回からの連続記事で、Matineeを使ってカットシーンを作る方法をご紹介していきます。
まずは、Matineeエディタの画面を開いみましょう。
画面上部のMatineeボタンを押して、「Add Matinee」を選択します。
Matineeエディタを開くとUndo(Ctrl+Z)出来なくなりますよ、という警告が出ますが、「Continue」を押して進めます。
画面は↓のようになっています。簡単に画面を説明します。
まずは、カットシーン全体の時間を設定します。
タイムスライダの赤い三角をマウスで左ドラッグし、範囲を延ばしていきます。
キレイな数値に収めるには、スナップを有効にしましょう。
今回は、10秒に設定しました。
次に、カットシーンにActorを登録します。
今回は、空のシーンに最初から配置されている椅子を動かしてみたいと思います。
これで「ChairGroup」が追加されます。グループを選択したり選択を外したりすると、連動して登録したActorが選択されるのを確認して下さい。
続いて、このグループを動かすために、移動用のトラックを追加します。
「ChairGroup」を右クリックして、「Add New Movement Track」を選択して下さい。
↓の画像のようになればOKです。
上記のトラックの登録が済めば、最初から0秒目に初期位置でのキーフレームが打たれています。
続けて、10秒目にキーフレームを打ってみます。
これで、0秒と10秒のタイミングにキーフレームが打たれた状態になりました。
「Play」ボタンを押して再生すると、椅子が移動する様子が確認できるハズです。
一度追加したキーフレームは、そのキーフレームを選択した状態でActorを移動させると、値を編集することが出来ます。
また、キーフレームを右クリックして「Set Time」を選択すると、直接数値でタイミングを移動することが出来ます。
もっと詳細に編集したい場合は、カーブエディタにアニメーションカーブを表示して、直接編集することも出来ます。
トラックの右部分にある小さな四角を押すと、カーブエディタにそのトラックのキーが表示されます。
ちなみに、その左側の緑の四角は、ビューポート上の移動経路プレビューのON/OFFです。
もっと細かく、個別に制御したい場合は、「Movement」を右クリックして「Split Translation And Rotation」を押すと、軸毎の移動と回転を個別に指定できるようになります。
ですがまず最初は、キーを選択してビューポート上で操作する方法がオススメです。
Groupを複数作り、それぞれのMovementトラックを編集していけば、複数のActorをそれぞれ自由に動かしていくことが可能です。
まず今回はココまでです。
次回は、カットシーンには欠かせない、カメラアニメーションを行う方法をご紹介したいと思います。
[UE4] Matineeでカットシーン制作(1)Actorを登録して動かしてみる [UE4] Matineeでカットシーン制作(2)カメラを動かす、切り替える [UE4] Matineeでカットシーン制作(3)アニメーションの再生、切り替え [UE4] Matineeでカットシーン制作(4)Blueprintからの再生制御