BLOGブログ

2026.05.26タイトル情報お知らせ

月面環境デジタルツイン「REAL MOON Studio」を発表。 月面南極域 240km×240km を再現し、探査ミッションの計画・検証を支援

JAXA(宇宙航空研究開発機構)との共同研究をもとに、観測データや論文に基づき月面環境を再現し、探査ミッションの計画・検証に活用できる月面環境デジタルツイン「REAL MOON Studio」を発表しました。

「REAL MOON Studio」は、月面シミュレーション探索ゲーム「REAL MOON」と同じ技術を用いた、エンタープライズ向けのソフトウェアです。DEMデータやクレーター・岩石分布などをもとに月面環境を構築し、ローバーシミュレーション環境との連携や、月面建築の配置検討・可視化、AI学習用アノテーション情報の出力など、幅広いミッション用途に対応しています。

また、UEのリアルタイムレンダリング技術を活用することで、物理ベースレンダリングによる高忠実度な陰影・反射表現や、実際のカメラレンズ特性を考慮した映像表現、240km×240kmに及ぶ広域月面データのインタラクティブな表示・検証を実現しています。

 

◆南極域240km×240kmの月面を再現

JAXAとの共同研究の成果物をベースに、観測データや論文をもとに月面環境を再現しています。

実際に計測されたDEMデータ(地形の高さ情報)、クレーターの分布率、岩の分布率なども忠実に再現しており、南極域を中心に240km×240kmの広域地形をメッシュ化しています。

現在は南極域を再現していますが、他の地域も作成可能です。

日照環境の再現には、NASAのSPICE Toolkitをベースに開発されたUE5向けプラグイン「MaxQ」を使用。太陽・地球の位置や自転、星空のデータを参照し、月面上から見える天球を再現しています。

240km×240kmの広域地形

 

◆実写レベルの映像表現

物理ベースレンダリングにより、月面の質感を高精度で表現した静止画・動画の出力が可能です。

また、カメラの実パラメーターを参考にISO感度・F値・シャッタースピードなどの露光設定ができるため、実機カメラに近い露光表現を再現できます。

これにより、実際に探査機やローバーに搭載するカメラの設定を使用し、撮影イメージの事前確認やセンサー性能の検証に活用できます。

 

◆ローバーシミュレーション環境との連携

ROS / MATLAB / AGX Dynamicsなどの外部のローバーシミュレーション環境と連携し、ローバー走行の可視化およびカメラなどのセンサー入力生成を行えます。

また、走行シミュレーション中の各カメラ映像や、搭載センサー、姿勢をモニタリングすることができます。

地形の斜度を可視化することで、走行ルートの設計の精度向上にも役立てられます。

本ソフトウェアは、historia UE Annotation Toolがインテグレートされており、AI学習用にセグメンテーション・深度情報・メタデータなどのアノテーションデータを出力できます。

 

◆ローバーの経路探索機能

高精度な地形を活かし、地形情報をもとに始点・終点間の走行ルートを自動生成し、ルートに基づく走行検証が可能です。また、障害物の前で停止した際にルート変更を指示することで障害物の回避および復帰するルートを即時に生成できます。

生成したルートはリアルタイムに走行することができ、走行データの記録・リプレイ機能も備えています。

 

◆月面建築計画への利用

月面地形データ上に建築物を配置し、完成イメージをビジュアライズできます。

カメラからの距離計測と2点間の距離計測ツールを搭載しており、スケール感を正確に把握しながらミッション計画の立案を支援します。

 

「SPEXA -【国際】宇宙ビジネス展-」に出展します!

5月27日(水)~29日(金)に行われる宇宙ビジネスに関わる製品・技術・サービスが集まる展示会「SPEXA -【国際】宇宙ビジネス展-」に出展いたします。

当日は、月面環境デジタルツイン「REAL MOON Studio」や各種デモをご覧いただけます。ぜひ足を運んでいただけますと幸いです。

イベント名

SPEXA -【国際】宇宙ビジネス展-

日時

2026年5月27日(水)~29日(金)

会場

東京ビッグサイト南ホール

ブース番号

S9-25

公式HP

https://www.spexa.jp/tokyo/ja-jp.html

ぜひ弊社ブースへお越しください。

 

「REAL MOON Studio」は月面環境を利用した様々な用途に対応可能です。ぜひ、問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております。