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2024.01.01お知らせ

新年のご挨拶 2024年

 

新年、あけましておめでとうございます!

代表の佐々木です。旧年は取引先の皆様、そしてコミュニティの皆様には、本当にお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。今年の年賀状はゲームメーカーズからコロンちゃん・キーボー・ムラスケ、カリギュラ2からキィ・リグレット、そしてスペースペンギンズのペンギンに登場してもらいました。エンタープライズ絵柄は、去年発表した技術デモ3種、「名探偵モカと密室脱出」「Procedural City Generator」、「Custom Path Driving System」です。

 

昨年は、会社設立10周年を迎えたというのが大きなトピックでした。11月には10周年パーティーを開催し、多くの方にお集まりいただきました。本当にたくさんのお祝いの言葉、ありがとうございました。

 

毎年恒例、事業別で昨年のふりかえりと本年の抱負を語りたいと思います。10周年のご挨拶と若干被るところもありますが、ご容赦を。

 

ゲーム開発事業、2023年は「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」のアップデート開発の他、「ライブアライブ」(PS&Steam版)、「BLUE PROTOCOL ベンチマークソフト」、「ソードアート・オンライン Last Recollection」(開発協力:プラットフォーム対応)をリリースすることが出来ました。また、イベントでは「ソードアート・オンライン Revenge of the Gleam Eyes」をお届け出来ました。2024年はリリースを迎えるタイトルがある他、大事な仕込みを行う年になりそうです。リリースタイトルはヒストリアにとって新しい試みとなりそうなので、楽しみにして頂けたら幸いです。

2023年、ゲーム開発事業で外すことのできないトピックとしては、UEFNのブランドである「SLASHH」の立ち上げがあります。そして、驚くべきことに2023年中にUEFN5タイトル+αをリリースすることが出来ました。SLASHH立ち上げにより、オリジナルタイトルと定期的にしっかりと向き合う体制が出来たのは、今後のパブリッシングタイトルに向けた大きな財産だと感じています。2024年もUEFNタイトルを多く手掛けていこうと思いますので、そちらもぜひご期待ください。

 

エンタープライズ事業においては2023年中に35案件を完了し、過去最大の案件数でした。いくつかの案件では今までにない案件規模の発注を頂き、エンタープライズ分野でゲームエンジンがより重要な役割を果たし始めたことを感じます。
技術デモで公開した街の自動生成を行う「Procedural City Generator」は、具体的な引き合いをいくつかいただいて、今までより一歩早い動きが出来ました。また、ChatGPT技術デモ「名探偵モカと密室脱出」はAIを利用したコンテンツ制作として、先進性のあるものを世に出せたのではないかと思います。

以前から目標に据えていた「リアルタイムエンジンの業界を作る」という文言を、最近は「ゲームエンジン業界を作る」と分かりやすい名称で言うようにしました。ゲームエンジンが各業界のワークフローに入り始め需要が拡大する中で、そのためにまずは何をすればよいか見えてきた気がします。チームのスケールアップとともに、その活動を推し進めていけたらと思います。

 

ゲームメーカーズにおいては、ドタバタで立ち上げた2022年に続き、2023年は編集部の基盤を作ることが出来ました。安定した記事提供が結果にも表れており、月間PVが1年前に比べて3倍に伸びています。また、3月にはリアルイベントである「ゲームメーカーズ スクランブル」を開催し、成功ののちに終えました。
まだまだやりたいけどできていないことが多く、純粋な伸びしろがありそうなので、価値ある情報を提供して発信力を強化することが直近の目標となります。その上で、事業としての継続性をもって最終目標である「ゲーム制作のエンタメ化」に向けて、少しずつ近づいていけたらと思います。2024年中に花開くものが、既にいくつか仕込んであるので、こちらもご注目頂けたら幸いです。

 

コミュニティ・イベント周り、2023年は「UE5ぷちコン」や「アンリアルクエスト」、そして「エンジニアブートキャンプ」を開催出来ました。また、リアルイベントへの回帰があり、ゲームジャムイベントも再開しました。2024年は例年通りの安定した定期開催を行うとともに、より多くの人にこれらの活動を届けていけるようチャレンジしたいと思います。

 

近年はゲーム開発事業・エンタープライズ事業の実績を積むとともに、2022年にゲームメーカーズ、2023年にUEFN制作チームSLASHHと、事業の幅を横に広げてきました。そして、「ゲーム開発」「UEFNコンテンツ開発」「エンタープライズ システム/コンテンツ開発」「メディア運営」「コミュニティイベント運営」と、ユニークな企業になってきました。そろそろそれぞれの深さに集中する予定ですが、2024年はその前に、大きなチャレンジとともにもう少しだけ横に広げる年になりそうです。

ぜひ2024年もヒストリアにご注目頂けたら幸いです。

 

2024.1.1
株式会社ヒストリア
代表取締役 佐々木 瞬