改訂バージョン: Unreal Engine 4.19 |
物体を一定のスピードで動かし続ける処理は簡単に実装できますが、現実世界には存在しない動きです。
リアルな動きを表現するには加速・減速はつきものですが、ゲームに実装しようとなると、ある程度複雑な処理を書く必要が出てきます。
この処理を非常に簡単に実装できるのが、UE4のEaseノードです。
今回はこのEaseノードの紹介をしていこうと思います。一覧表はこちら
Easeについてはこちらの記事にとても分かりやすく説明がありました。
KAYAC DESIGNER’S BLOG 面白法人カヤックのデザイナーブログ
これだけは抑えておきたい! jQuery や CSS の「イージング」の基礎知識
1.Easeノード

EaseのアルファにはAlphaに0から1に向かって一定の速度で増えていく数値を渡してやります。
2.Easeの種類
①Liner

いわゆる線形補間で、時間に比例して値が増加していく。緩急は全くつかない。
②Step

このFunctionを選ぶとStepsの項目が追加され、Easeの段数を指定できる。
Step2段
Step4段
一定時間経つと段階的に値が増える、時計の秒針のような感じの補間。
③SinIn

式にCosを使った補間。徐々に加速していく。
④SinOut

式にSinを使った補間。徐々に減速していく。
⑤SinInOut

前半はSin、後半はCosを使った補間。初めは加速して、途中から減速する。
⑥EaseIn

EaseIn・Out・InOutを選ぶとBlend Exp(指数)が指定できるようになる。
Exp0.5
Exp2
Exp4
途中まではあまり動かず、山場を迎えると急に加減速する。
山場は、Expの値が大きいほど後ろになる。
⑦EaseOut
Exp0.5
Exp2
Exp4
途中まで加減速し、山場に差し掛かるとほとんど動かなくなる。
山場はExpの値が大きいほど手前に来る。
⑧EaseInOut
Exp0.5
Exp2
Exp4
前半はEaseInの動き、後半はEaseOutの動きで補間
Expの値が大きいほど中間で動きの落差が激しくなる 。
⑨ExpoIn

スタート時は遅いが、後半急激に加速する。
⑩ExpoOut

スタートからすごく速く動き、急激に減速する。
⑪ExpoInOut

中間急激に加減速する。
⑫CircularIn

徐々に加速する。
⑬CircularOut

徐々に減速する。
⑭CircularInOut

加速し、減速する。
3.一覧表