改訂バージョン: Unreal Engine 4.24 |
以前の記事でMatineeを使ったカットシーン制作を紹介していましたが、UE4.23 からMatineeは サポートされておらず、近い将来エンジンから除外される予定です。
現在はSequencerに置き換わっているため、Sequencerを使った方法を紹介します。
1.Level Sequenceを作成する
まず、Cinematicsから「Add Level Sequence」を選択します。
![](https://historia.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/197db6057fa3265be3ac5f37092fd12d.png)
Level Sequenceを保存します
![](https://historia.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/1e98909eadac5c623d7b1cdb429646d0-1024x600.png)
2.カットシーンの時間を設定する
まずは、カットシーン全体の時間を設定します。
タイムスライダの赤い三角をマウスで左ドラッグし、範囲を延ばしていきます。
キレイな数値に収めるには、スナップを有効にしましょう。
![](https://historia.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/00ee472c25104de887ada8eb1d55632e-1024x216.png)
「Playback Options」(再生マークのボタン)のStartとEndからも設定できます。
![](https://historia.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/2795133eaafb16691cc78d6a7d1c8b1c-1024x376.png)
3.Actorを登録する
次に、カットシーンにActorを登録します。
今回は、空のシーンに最初から配置されている椅子を動かしてみたいと思います。
登録したいActorをツリービューにドラッグまたは、
TrackからActor To Sequencerを開きActorを選択でActorを登録できます。
![](https://historia.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/3befba8816296f04bc0e52bd95da8ebb-1024x769.png)
4.キーフレームを追加してActorを動かす
「Add a new key at the current time」 をクリック or トラックを選択しEnterキーでキーフレームを追加
![](https://historia.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/e9f11c20d012d9bf291a6a9505b3df88-1024x700.png)
続けて、10秒目にキーフレームを打ってみます。
- まずは、タイムスライダをマウスで左ドラッグして、目的の時間に合わせます。
- 目的のActorを移動させます。
- Transformトラックを選択して「Add a new key at the current time」ボタンを押します。
- 赤丸が、追加されたキーフレームです。
![](https://historia.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/545a0a1ec6659ecc7b4a03711d5f469a-1024x707.png)
これで、0秒と10秒のタイミングにキーフレームが打たれた状態になりました。
「Play」ボタンを押して再生すると、椅子が移動する様子が確認できるハズです。
![](https://historia.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/748aef6e55a8793a6b557477c2195877-1024x321.png)
5.キーフレームを編集する方法。
キーフレームを右クリックして「Set KeyTime」を選択すると、直接数値でタイミングを移動することが出来ます。
もっと詳細に編集したい場合は、カーブエディタにアニメーションカーブを表示して、直接編集することも出来ます。
「Show the animation keys in a curve editor」をクリックするとSequencer Curvesエディタが開きます。
![](https://historia.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/4ac2b91c6fd750d7667b9aeec9ecc2b1-1024x514.png)
キーフレームだけでなく、曲線のタイプや減衰率などを調整することができます。