BLOGブログ

2014.07.10ぷちコン

[UE4] 第1回UE4ぷちコン 受賞作品発表!

この度は第1回UE4ぷちコンに23もの作品を応募いただき、ありがとうございます! 審査会を開き、各賞を決めたので発表いたします。素晴らしい作品ばかりで審査員の中でも意見が割れたので、新たにその場で「技術賞」、「家弓賞」、「下田賞」の3つを追加することに決定しました!(しかしホントはそれでも足りないくらい……)

 

開催概要

開催期間 2014年5月17日~2014年6月30日
レギュレーション UE4のテンプレート”TP_SideScroller”もしくは”TP_SideScrollerBP”を使用したゲーム
審査基準 「総合完成度」、「オリジナリティ」、「UE4使いこなし度」の3点を重視
主催 株式会社ヒストリア
協賛 エピック・ゲームズ・ジャパン合同会社
審査員 家弓 拓郎シモダジュンヤ(エピック・ゲームズ・ジャパン合同会社)、佐々木 瞬(株式会社ヒストリア)
エントリー作品一覧 こちら→[UE4] 第1回UE4ぷちコン 応募作品一挙公開!

詳しい開催概要は告知ページを参照ください。

 

【大賞】 MATETESTER – メイトテスター

UTworks 様

審査員コメント

  • 全体的な雰囲気が素敵で、ゲーム内容も「楽しめるモノを作りたい!」という意気込みが伝わってきました。チームの皆で作るのも、きっと凄く楽しかったんじゃないかな?と思います。優勝おめでとうございます!(家弓)
  • とても雰囲気があるグラフィックなのと、2人でうまく操作してクリアするタイプのゲームということで、実際にプレイしてみたくなりました。2人の連携プレイのアイディもいろいろ盛り込まれていてとても良かったです。ぜひ完成したゲームとしてリリースされたものをプレイしてみたいです!(シモダ)
  • 世界観が素敵! 曖昧なルールの世界で、操作者のぎこちなさがそのままキャラクターの愛嬌になっているところがとてもツボでした!(佐々木)

 

【技術賞】 Frozen Cell

くろろ 様

審査員コメント

  • キャラクターがアクションを起こすたびに、「どうやってるんだろう??」と考えさせられてしまう、とても技術力の高さを感じる作品でした。天井に捕まったりするアクション、凄いです!個人的には回転する背景をどうやってるのかがめっちゃ気になります!(家弓)
  • オリジナルのキャラクターやステージ、武器等だけでなく、プレイヤーの挙動、ステージ構成と回転を含めた動き等、この短期間でかなり本格的に使いこなされていてびっくりしました!さらにボスや追加ステージ等も見てみたいです。というかプレイしてみたいのでぜひリリースを!(シモダ)
  • この短期間でこのクオリティの作品が上がってくるとは思いもよりませんでした。王道アクションとしてぜひこのまま仕上げたバージョンを遊んでみたいです。(佐々木)

 

【アイディア賞】 スパルタ!1000本ノック

我妻 徹矢 様

 審査員コメント

  • IKがゲームデザインに効果的に組み込まれていて、こんな事出来るのか!と驚かされました。カッコいいスロー演出やゲームを遊びやすくする球の軌道演出も素敵です。個人的には赤い球を捕った時のリアクションが一番好きです。ヴォォゥォォ(家弓)
  • 最初のタイトルと画面を見た時は、横スクロールなの???と思いましたが、動き出したのを見て凄く良い意味で期待を裏切られ、やられたー!!アイディアが素晴らしいです。そして技術的にもIKでグローブの制御をされていたりアニメーションが柔軟だったり制作経験が豊富なのではと思いました。(シモダ)
  • シュールさがたまらない(笑) ただのネタ的要素だけでなく、IKやSlomo、SEのピッチ変更等、各所に工夫が見られて丁寧な作りになっているがゆえに、余計にシュールさが目立ってるところがまたなんとも!(佐々木)

 

【ユニーク賞】 Dramatic Memory Dream

オババ大統領 様

審査員コメント

  • 今回一番刺激を受けました。作りたいものを作りたいように作る、忘れてしまった大事な何かを思い出させてくれる、そんなゲームでした。Press STARTの明滅とBGMのテンポが合ってたり、演出するようにキャラクターを操作してる感じも素敵でした。是非この勢いで作りたいものを作り続けてください!(家弓)
  • 横スクロールで恋愛ゲーム?というかなり斬新な内容でした。恋愛ゲームっぽいゲームメカニクスや演出がもう少しあると楽しかったのではと思えました。(シモダ)
  • こ、これはヤバい。どこからこれが生まれたのかとても聞きたい! 自分には絶対に作れないです! そして、謎の感動。大好きです。(佐々木)

 

【家弓賞】 Blue Bomber

hatoo 様

審査員コメント

  • 全体を通して一番ゲームデザインが楽しそうで、是非遊んでみたい!と思うゲームでした。繰り返し遊んで、ゲームの腕を上げたくなるような気持ちになります。ちょっと気になったのはダメージ床。ダメージ床には触れると死んじゃうような、分かりやすいマテリアルを貼ると、ゲームルールが理解しやすくなるかなと思いました。股からしれっと落ちる爆弾、嫌いじゃないです。(家弓)
  • 爆弾で自分がジャンプするというなかなかユニークなゲームでした。失敗した後にカメラとプレイヤーが切り替わった際に死んだプレイヤーが横たわっているのが見えるところがシュールで好きです。失敗時の演出がもう少しわかりやすいと、失敗の原因を理解して次の攻略がしゃすくなりユーザーが最チェレンジしてくれる確率が上がるように思いました。(シモダ)
  • アクションパズルとしてのゲームデザインが素晴らしい! コアゲーマーに人気が出そう。素直に遊んでみたい!(佐々木)

 

【下田賞】 Tappy Chicken 2

Kedamazigoku 様

審査員コメント

  • TappyChickenのイライラ感、フラストレーションをぶっ飛ばすような壮大な演出が素晴らかったです。風を切るSEも相まって、空を飛ぶ気持ちよさが演出されている部分も素敵でした。あと、2って言い切っちゃった所、やりますね!(家弓)
  • ひとつひとつの動きが気持ち良いです、Chickenの回転の速度だけを見ても早く回したくなりがちですが、気持ちの良い動きというものを良くわかっているかたなのがわかります。ビルまで破壊した時には電車の中で一人でニヤニヤしてしまいました。(シモダ)
  • たしかにチキンちゃんも流用可能な”素材”でした(笑) 見た瞬間爆笑です!(佐々木)

総括

1.5ヶ月という短い期間でこのような作品が集まったこと、本当に驚いています! また、UE4の習得を兼ねて楽しんでいただけたようで、とても嬉しく思います。UE4というツールは非常に奥が深く、かつ割と簡単にやりたいことを実現出来る、魅力的なツールです。これを機会にUE4作品がどんどん増えて、情報の共有もどんどん進み、開発者にとって幸せな世界が訪れるといいなあと思っています。

今回好評いただいたため、第二回も企画することが出来そうです。次回は夏の終わり〜秋くらいを狙っています。その際はまたみんなで盛り上がりましょう!