HMIデモ「historia HMI Realize」

“リッチ表現”と“低処理負荷”を実現したHMI技術デモ

「historia HMI Realize」はヒストリア・エンタープライズによる
Unreal Engine 5を用いたHMIデモです。
本コンテンツは、「リッチなビジュアル」と「最適化」の両立をテーマに掲げ、実車環境での運用を
想定した処理負荷内で、高品位な3D HMI表現の構築に取り組みました。

【処理負荷計測】
仕様端末: Samsung Galaxy Tab S7 (2020年8月発売、Snapdragon 865 Plus)
フレームレート:60fps
CPU使用率:12%
GPU使用率:39%

仕様端末: Samsung Galaxy Tab S8+ (2022年2月発売、Snapdragon 8 Gen1)
フレームレート:60fps
CPU使用率:18%
GPU使用率:20%

FEATURE特徴

  • 時間帯によって変わるHOME画面時間帯によって変わるHOME画面現在時刻、バッテリー残量、外気温などの基本情報を常時表示。
  • 色の切り替え・調整機能色の切り替え・調整機能プリセットのカラーパレットから瞬時に色を切り替えられ、カラーピッカーを使えば細かいカラー調整も可能です。
  • 走行シーン(ADASモード)走行シーン(ADASモード)左右に広がる水面の景色を背景に、法定速度や警告を表示するADASモードを実装。 HOME画面と同様に時間帯によって変化します。
  • 天候変化機能天候変化機能晴天、曇天、雨天の3つの天候を選択可能。雨天では車両や地面に雨粒が降りかかる演出を加えています。
  • キャラクター表示機能キャラクター表示機能隠し機能として「Faaast Penguin」のペンギンが登場。HOME画面ではペンギンを出現させ、スワイプ操作で動かせます。走行画面ではホウキに乗ったペンギンが一緒に走行します。
  • 最適化数々の最適化技術を駆使し、リッチな表現と低負荷処理を両立しました。一例としては、照明の事前計算でGPU負荷を30%削減し、タイヤの回転表現をCPU処理から高速なマテリアルによるGPU処理に変更するなどを行い、全体の効率化を図りました。

コンテンツ情報

名称: historia HMI Realize
公開時期:2025年10月
対応プラットフォーム:Android
エンジンバージョン:Unreal Engine 5.6
正式公開に先立ち、2025年8月5日(火)に行われた「Build: Tokyo‘25 for Automotive」にて、講演を行いました。

本デモの実行アプリをご希望の方はお問い合わせよりご連絡ください。
Unreal Engineを用いたコンテンツ制作をご検討の方もご相談をお待ちしております。