昨年9月に開催されたIVRCをきっかけに、立教池袋中学校・高等学校の数理研究部の皆さまよりご依頼をいただき、3月24日、弊社エンジニアが出張授業を実施いたしました。
授業では、Unreal EngineとArduinoの連携について、中学生・高校生の皆さまに実際にArduinoとUnreal Engineを操作していただきながら学んでいただきました。
■Arduinoとは
マイクロコントローラーボードの一つ。初心者でも電子工作ができるよう設計されており、専用の開発環境(Arduino IDE)でプログラムを書けば、センサーやモーターを簡単に制御できます。
詳しくはArduino公式ホームページをご覧ください。
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ArduinoとUnreal Engineをシリアル通信で接続し、ボタンとつまみで操作できる仕組みを実装
最初に、ブレッドボードを使って可変抵抗(つまみ)とモーターをArduinoと接続。
Unreal Engineでは押すとONになるボタンと、Sun Position Calculator プラグインを使って太陽の位置を操作できるような機能を作成しました。
次にシリアル通信を実装したことで、ArduinoとUnreal Engineとの双方向通信が可能になりました。
これにより、以下の二つの仕組みの実装が完了します。
1.Unreal Engine上でボタンを押した時だけモーターが回転する仕組み(Unreal Engine → Arduino)
2.つまみを操作することでUnreal Engine上で太陽の位置が変化する仕組み(Arduino → Unreal Engine)
私たちにとっても貴重な機会となり、生徒の皆さまが真剣に取り組んでくださったことを大変嬉しく思います。
今後も、ものづくりの楽しさとUnreal Engineの魅力を伝える機会を大切にしてまいります。


