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2025.04.14イベント
【レポート】立教池袋中学校・高等学校 数理研究部でUnreal EngineとArduinoとの連携について出張授業を行ってきました
昨年9月に開催されたIVRCをきっかけに、立教池袋中学校・高等学校の数理研究部の皆さまよりご依頼をいただき、3月24日、弊社エンジニアが出張授業を実施いたしました。
授業では、Unreal EngineとArduinoの連携について、中学生・高校生の皆さまに実際にArduinoとUnreal Engineを操作していただきながら学んでいただきました。
■Arduinoとは マイクロコントローラーボードの一つ。初心者でも電子工作ができるよう設計されており、専用の開発環境(Arduino IDE)でプログラムを書けば、センサーやモーターを簡単に制御できます。 詳しくはArduino公式ホームページをご覧ください。 |
ArduinoとUnreal Engineをシリアル通信で接続し、ボタンとつまみで操作できる仕組みを実装
最初に、ブレッドボードを使って可変抵抗(つまみ)とモーターをArduinoと接続。
Unreal Engineでは押すとONになるボタンと、Sun Position Calculator プラグインを使って太陽の位置を操作できるような機能を作成しました。
次にシリアル通信を実装したことで、ArduinoとUnreal Engineとの双方向通信が可能になりました。
これにより、以下の二つの仕組みの実装が完了します。
1.Unreal Engine上でボタンを押した時だけモーターが回転する仕組み(Unreal Engine → Arduino)
2.つまみを操作することでUnreal Engine上で太陽の位置が変化する仕組み(Arduino → Unreal Engine)
私たちにとっても貴重な機会となり、生徒の皆さまが真剣に取り組んでくださったことを大変嬉しく思います。
今後も、ものづくりの楽しさとUnreal Engineの魅力を伝える機会を大切にしてまいります。
■立教池袋中学校・高等学校について「キリスト教に基づく教育」を建学の精神に掲げ、自由を尊重しながらも、秩序とマナーなどを大切にする教育に力を注いでいる中高一貫校です。 豊富な選択科目が設置されており、大学までを視野に入れた一貫教育にも力を入れています。 立教池袋中学校・高等学校ホームページ:https://ikebukuro.rikkyo.ac.jp/index.html ■数理研究部について数学を基本に、情報科学や社会科学も含めた研究を行う部活動。情報系は、競技プログラミングやアルゴリズムを身につけることから、自作ゲームだけではなくVRやARのような最先端の技術の応用も研究しています。社会科学系は金融や経済学もふくめ、数学的な解析をしながら論文コンクールに応募しています。 学生を中心としたインタラクティブ作品を企画・制作するコンテストIVRC2024では、「寝台列車ですやすや」を作成。大学生・大学院生のチームが多い中、特別審査賞とLEAP STAGEで観客大賞を受賞しました。 数理研究部紹介ページ:https://ikebukuro.rikkyo.ac.jp/club/cultural/math_science.html 「寝台列車ですやすや」作品概要:https://conference.vrsj.org/ac2024/program/doc/IVRC-21.pdf |
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