執筆バージョン: Unreal Engine 5.5
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今回はサードパーソンテンプレートを使用し、
「10秒」でジェットパック(ジャンプボタン長押しでフワフワ浮くやつ)を作ってみたいと思います。
- 「BP_ThirdPersonCharacter」を開く (5秒)
- 上部タブの「クラスのデフォルト」を選択し、下記のようにパラメータを変更する (5秒)
Jump Max Hold Time = 9999
Jump Max Count = 9999
- 実行!
完成!
…と、挙動についてはこれだけでOKなのですが、見た目がちょっとさみしいので、もう「3分」で盛っていきたいと思います。
- キャラクターに円柱メッシュをくっつける (30秒)
- コンポーネントタブから「追加」→「シリンダー」
(右用と左用で2個追加する)
- 親ソケットを「Spine_02」に設定し、それっぽく見えるようにサイズや位置を調整
- ジェット噴射エフェクト用のNiagara システムを作る (1分30秒)
- コンテントブラウザを右クリック→「FX」→「Niagara システム」を押下。ベースは「Fountain」を選択
- 「パーティクルのスポーン」を選択し、パラメータを下記のように設定します
Color = R:100 ,G:10 , B:1
Uniform Sprite Min = 2
Uniform Sprite Max = 3
- 作成した Niagara システムを、(1)の円柱にアタッチする (30秒)
- コンポーネントタブにて、(1)の円柱の下の階層に先ほどの Niagara システムを追加し、位置を調整する
- 「Auto Active」のチェックは外しておく
- ジャンプの入力に応じて、Niagara システムをオンオフさせる処理を作成 (1分)
- 「イベントグラフ」に切り替える
- 「Jump」の後ろに「Set Active」を追加し、「New Active」のチェックを入れる。Targetには先ほど追加したNiagara システムコンポーネントを指定する
- 「Stop Jump」の後ろに「Set Active」を追加し、「New Active」のチェックを外す。Targetには先ほど追加したNiagara システムコンポーネントを指定する
- 実行!
完成!
「クラスのデフォルト」から、下記のパラメータを調整することで、空中での挙動を細かく調整できます。
- Jump Z Velocity … ジャンプ力
- Air Control … 空中での制御しやすさ(値を上げると制御しやすくなる)
- Gravity Scale … 重力の適用倍率(値を上げると落下速度が速くなり、下げると落下速度が遅くなる)
他にも色々なパラメータがあるので、自分好みのジェットパック挙動を目指しましょう!