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2024.09.18UE5UE/ Blueprint

[UE5]PaperZDでプレイヤーキャラを実装してみる(1/3)

執筆バージョン: Unreal Engine 5.1.1

 

前書き

 

皆さんこんにちはー。

アーティストの王様ですー。

今回は最近流行ってる2Dキャラと3D背景を融合したようなゲーム表現をPaperZDを使って作ってみました。

少し長いので三回に分けましたが、興味ある方は付き合ってくれると嬉しいです。

 


完成映像

背景は適当ですが、見た感じ普通に2Dドット絵のプレイヤーキャラクターと3Dの背景がイイ感じに共存してますね。

ではこの2DドットキャラクターをPaperZDを使って実装していく過程を解説していきます。

 


PaperZDを実装

ZDを使うためにはマーケットプレイスからDLする必要があります。

マーケットプレイスでサーチして、インストールしてください。

 

 

インストールが終わったら、UE5 を立ち上がって、Editー>Pluginのpageを開いて、PaperZDの項目にチェックを入れてください。

これでPaperZDが使えるようになります。

 


ドット絵の実装

ドットキャラクターの素材が少ないので、自分が作った画像をここで配布します。

1再配布しない。

2加工しない。

この二つを守れば、どうぞ保存してZDの勉強のために活用してください。

ちなみにドット絵はAsepriteで作成しました、初心者でも使いやすかったのでお勧めします。

 

 

IdleX4方向とWalkX4方向を含めて8枚です。

全て保存して、UEに入れてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

UEに入れた画像を右クリックして、SpriteActionー>ExtractSpriteを選択してください。

 

 

 

 

 

 

 

ExtractSprites 画面です。

ここでSpriteExtractModeをAutoからGridに変更します。

CellWidthをキャラ数で分割して、Extractボタンを押しましょう。

 

 

分割された全てのSpriteを選んで、CreateFlipbookします。

 

 

 

 

 

作成したFlipbookを開いてみます。

画像が動き出してるはずですが、今のままでは動きが早すぎるので、

FramesPerSecondを15から10に設定します。

今の手順で八枚の画像を全てFlipbookに作成してください。

 

でもFlipbookにデフォルトでアサインしてるマテリアルのShadeModelはUnlitです。

出来ればキャラクターが周り環境の影響受けるようにしたいので、マテリアルを少し改造します。

 

マテリアルMT_SpriteMaterialを複製して、中身をこんな風に改造しました。

ShadeModelはDelaultLitに切り替えてください。

ちなみに、Flipbookを一個ずつマテリアルを変えるのはとても面倒なので、こういう時はマテリアルを変更したいFlipbookを全部選択して、右クリックしてAssetActionsー>EditSelectionInPropertyMartixを選択すれば、一気に選んだFlipbookを修正できます。便利なので、色々な状況で活用できます。

これでFlipbookの準備が終わりました。

 


AnimationSource

キャラクターの動きの部分を作成したいですが、その前にまずはAnimationSourceを作成しないといけませんので、作成していきます。

まずはContent欄で右クリックして、PaperZDの項目を探して、AnimationSourceを選択して作成してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作成したAnimationSourceを開いて、AddNewを押して、NewAnimationSequenceを作成する。名前はIdleとWalkにしました。

 

UEは作成したAnimationSequenceをContentの中に格納してくれてます。

 

 

 

 

 

引継ぎAnimationSourceの中を見てみましょう、作成したAnimationSequenceをクリックして、Detailsの設定を変更します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Muti-DirectionalSequenceにチェックを入れてください。

そうするとAnimationData 4Directions の項目が出てきます。ちなみにここでは四方向しか作らないですが、八方面も作れます。

四方向を選んで、対応するFlipbookを入れてください。IdleとWalk二つ分を設定出来れば、もう下準備が完了します。

ここまではドット絵からAnimationSequenceの作成までやりましたが

次回からはゲーム中でこのドット絵のキャラクターを実装します。

興味ある方は読んでみてください、次回でもよろしくお願いいたします。