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2016.01.28UE4UE/ C++

[UE4] 「エディタの環境設定」や「プロジェクト設定」に項目を追加する

改訂バージョン: Unreal Engine 4.21

今回は、C++でエディタ機能を拡張して「エディタの環境設定」や「プロジェクト設定」ウィンドウ内に、独自の項目を追加する方法をご紹介します。

 

いきなりですが、ソースコードです。

 

まずは、設定項目をプロパティとして保持するクラスを用意します。

デフォルト値はコンストラクタで設定しておきましょう。

続いて、このクラスをSettingModuleに登録します。

これは、モジュールのStartupModule()とShutdownModule()をオーバーライドして行います。

これで、エディタを起動して「エディタの環境設定」を開くと、↓のように項目が追加されています。

 

また、この場合、設定した内容は DefaultEditor.ini に保存されます。
保存先を変えたい場合は、ソースコードの※1の箇所を編集します。
config=Editor なので、保存先が DefaultEditor.ini になっています。
config=Engine であれば、保存先は DefaultEngine.ini になります。

 

同じように「プロジェクト設定」に項目を追加したい場合は、※2,※3の箇所を、”Editor”から”Project”に変更すればOKです。

 

ここで設定した値は、下記のようにC++コード中から参照できます。

 

エディタ拡張やプラグイン機能のオプション化など、様々な使い道があると思います。
是非お試し下さい。