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2023.10.31お知らせ

祝・10周年!

祝・10周年!
ヒストリア代表の佐々木です。

ヒストリアは2023年10月31日にめでたく10周年を迎えました。
この10年、ヒストリアに関係する内外すべての皆様に、特大の感謝を申し上げます……!

全く10周年という実感がないのですが、せっかくなのでこの機会にこの10年を振り返ってみたいと思います。

1年目
(2013-2014)

・Unreal Engine専門会社として設立(メンバー数1名)
・Unreal Engine 4 リリース
・ぷちコン開始

2年目
(2014-2015)

・初自社タイトル「ダンジョン&バーグラー」をリリース
3年目
(2015-2016)
・「ナレルンダー!仮面ライダーエグゼイド」リリース。初の自社完結受託開発
・エンタープライズチーム設立へとつながる受託案件「GRID VRICK」がリリース
4年目
(2016-2017)
・メンバー数30人超え
・「ハネチャリ」(VRアクティビティ)リリース
・「Airtone」(VRタイトル)リリース。自社企画・自社開発
・「Solid Vision」(バーチャルモデルルーム)販売開始
5年目
(2017-2018)
・関係会社「株式会社エレメントファクトリー」を設立
・「Caligula Overdose/カリギュラ オーバードーズ」リリース。初の自社元請けPS4パッケージソフト
・ぷちコン合計10回開催
・5周年パーティー開催
6年目
(2018-2019)
・エンタープライズ50案件突破
7年目
(2019-2020)
・メンバー数50人超え
・「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」(アーケードゲーム)リリース
・ヒストリア・エンタープライズ、正式発足
8年目
(2020-2021)
・Unreal Engine 5 アーリーアクセス
・「Caligula2」リリース
・Unreal Engine 5技術デモゲーム「The Market of Light」リリース。13万DL(2023年10月現在)
9年目
(2021-2022)
・Unreal Engine 5 正式リリース
・「ライブアライブ」リリース
・「Caligula2」PC版を自社パブリッシング
・「ゲームメーカーズ」運営開始
・エンタープライズ100案件突破
10年目
(2022-2023)
・メンバー数100人超え
・UEFN制作チーム「SLASHH」発足
・ぷちコン合計20回開催
・エンタープライズ150案件突破

並べてみると、いろいろと感慨深いです。

1人で始めた会社が現在は100人規模となりました。これもクライアントの皆様、制作パートナーの皆様、タイトルをプレイしていただいた皆様、コミュニティの皆様のおかげです。10年分の感謝を申し上げます。

そして、苦楽を共にしてきたヒストリアのメンバーのみんなには、大きな声でお礼を言いたいです。

 

ふりかえればここに至るまで、たくさんの後悔があり、そしてたくさんの喜びがありました。
それらをもって、私自身も少し成長できたのかなとも思います。

 

10周年ではありますが、全く「やりきった」感が無いのは、どの領域においても次の目標があり、既に動いているからだと思います。
ぜひとも今後もヒストリアにご注目頂けますと幸いです。

 


 

さて、毎年行っているこの1年の各事業のふりかえりを行いたいと思います。

 

○ゲーム事業 – historia
この1年、仕込んでいた多くのタイトルをリリースすることが出来ました。
・「ライブアライブ」(PS&Steam版) ※Switch版は前年発売。
・「BLUE PROTOCOL ベンチマークソフト」
・「ソードアート・オンライン Revenge of the Gleam Eyes」
・「ソードアート・オンライン Last Recollection」(担当:プラットフォーム対応)
これらに加え、運営タイトルの「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」。

 

どれも思い入れのあるタイトルです。今年中盤はかつてないほどリリースラッシュでした。コンソール各機種やPC、そしてMR/VR、アーケードまで、多くのプラットフォームで経験を積ませていただきました。

 

全て出し切った感があるラインナップですが、これに加えて開発後期のタイトルや新規タイトルの仕込みも複数行っているので、それらは来年以降お届けできたら幸いです。

 

○ゲーム事業 – historia SLASHH
Unreal Engine専門の我々にとって今年の大きなトピックとして、UEFNのリリースがありました。
多くの人が手探りで開拓していく様は、ちょうど10年前のUE4がリリースされた時を思い出します。
この領域で全く新規のチャレンジャーとして挑むことが出来て、大変刺激を頂いています。

 

UEFNでは今年以下のタイトルをリリースいたしました。
・Lava Death Run
・MIMIZU
・WANTED!!
・Tactical SkyArena
・Electrify the World

 

半年でこの実績が残せたことはとても嬉しく思います。3月に飛び込んだ時点ではどのような形になるか分かりませんでしたが、先が見えない中でまずはやってみる大切さを学びました。

そのようなチャレンジについてきてくれたスタッフに感謝です。

 

○エンタープライズ事業 – historia Enterprise
表に出せるものは少ないですが、10期は15クライアントから35案件頂きました。
案件数・規模ともに過去最高を更新し続けています。

 

今年の傾向として、いままでよりも案件規模がひとまわり大きいプロジェクトが増えました。
一部の領域では、UEが「たまに使うツール」から「日常的に使うツール」に変わってきたことを感じます。

 

また、今年は技術デモをいくつかリリースさせていただきました。
自動車業界に向けた街の自動生成を行う「Procedural City Generator」と自動走行の「Custom Path Driving System」は、技術デモとして今までよりも一段深い業界ニーズにアプローチできたのではないかと思っています。

 

ゲーム開発チームと共同で開発したChatGPT技術デモ「名探偵モカと密室脱出」は、
時代を捉えた技術デモとして多くの方に注目頂きました。
ゲーム×エンタープライズ、そしてフットワークの軽さという弊社の強みが活きたタイトルでした。

 

○メディア事業 – ゲームメーカーズ
去年ローンチした直後はギリギリで(本当にギリギリで)回している状態でしたが、
現在は編集部に人が集まり安定して回せるようになりました。

 

記事数も1000を超え、順調にPVも伸ばしています。
3月に行ったリアルイベント「ゲームメーカーズ スクランブル」、そしてUEFN本の出版は、我々らしい次につながる動きになりました。

 

運営2年目で最初の基盤ができたことは大きな成果です。
事業としてはまだまだ課題は多いですが、この基盤を元に初心を忘れず、
みなさまに情報とアイディア、そして楽しみをお届けできればと思います。

 

○コミュニティ活動 – ぷちコン・アンリアルクエスト・その他
映像編含めて第10期中に3回行ったぷちコン。
9年半継続し、ついに本編も20回を迎えました。
思いつきで始めたぷちコンも、いまではみなさんとの大事な接点になっています。

 

そして、ついにリアル開催が出来たアンリアルフェス&アンリアルクエスト。
京都、そして東京(秋葉原)。みなさんと大きく盛り上がれたのは、とても良い思い出です。

 

また、技術ブログの週1更新も9年半継続しています。

 

今後もこの領域は変わらず我々も楽しみながら開催できたらと思うので、
お付き合いいただけたら幸いです。

 


 

この5年で、「ヒストリア」ブランドだけだったのが、「ヒストリア・エンタープライズ」、「ゲームメーカーズ」、「SLASHH」と数が増えました。
もう少しだけ横に幅を広げたら、あとはひとつひとつを大きく花開かせることに注力する予定です。
ぜひとも次の10年もよろしくお願いいたします!

 

2023.10.31
株式会社ヒストリア
代表取締役 佐々木 瞬