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2014.04.29UE4UE/ C++
改訂バージョン: Unreal Engine 4.19 |
今回は、UnrealEditorのUI上の操作だけでなく、自分で書いたC++コードを動かすための手順を紹介します。
まずは、VisualStudioExpress 2013 VisualStudioCommunity 2013 をインストールしましょう。
製品版のVisualStudio 2013を持っている場合は、もちろんそちらでOKです。
Unreal Project Browser からプロジェクトを作成します。
C++コードを使用する場合は、「C++」マークが付いたテンプレートを選択して下さい。
今回は「Basic Code」を使用します。
プロジェクトを作成すると、VisualStudioが起動します。
ソースコードやsln,vcxprojなどのファイルもuprojectと同じフォルダ内に作成されます。
必要な設定は全て自動的に済ませてくれるので、VisualStudio上からビルドして実行すると、そのままUnrealEditorを起動することが出来ます。
コードの追加はUnrealEditor上で行います。
UnrealEditorのメニューから [File -> New C++ Class…] を選択します。
続いて、親クラスの選択です。
デフォルトでは基本的なクラスしか表示されませんが、画面右上の「Show All Classes」をONにすると、より詳細なクラスを親クラスとして選択することが出来ます。
今回は「Actor」を選択します。
「Next」を押してクラス名を入力すると、クラスのソースコードが作成されます。今回は「MyActor」と命名します。
その際、自動的にVisualStudioプロジェクトにも追加されます。VisualStudio画面に戻って、プロジェクトの再読み込みを行いましょう。
↓のように、プロジェクトにクラスのコードが追加されました。
また、UnrealEngineのインストールフォルダには公開クラスのヘッダファイルも含まれており、VisualStudioのIntellisense機能が使用可能です。
追加されたAMyActorクラスの親クラスであるAActorクラスの定義も、「定義へ移動」を使用すれば参照することが可能です。
下記のようにソースコードを編集します。
これで、MyActorが生成された際に、スクリーン左上に「Hello World」という文字が表示されるはずです。
今回はActorクラスを追加したので、実際にレベルに配置して動作を確認してみます。
コード編集後にビルドして、UnrealEditorを起動します。
メインメニューから [Window -> Class Viewer] を起動し、MyActorをビューポートへドラッグ&ドロップします。
これでMyActorがレベル上に配置されました。SceneOutlinerで確認しましょう。
MyActorを配置すると、スクリーン左上に「Hello World」と表示され、先ほど書いたコードが実行されたことが確認できます。