今回はUE4を起動してプロジェクトを作ったときに、まず確認しておきたい5つのことを紹介します。どれも必須ではありませんが、UE4 Editorを快適に使うためぜひ確認してみてください。
1.OutputLogウィンドウを表示する
まずデフォルトでは表示されていないOutputLogウィンドウを表示しておくことをお勧めします。ErrorやWarningのログはここに表示されます。何かEditorの挙動がおかしい時や、機能が効かなかったときはまずここにErrorやWarningが表示されていないか確認しましょう。
また、OutputLogウィンドウの下部のテキストボックスからはコンソールコマンドの入力も可能です。
手順:メニューのウィンドウからデベロッパーツールを選択し、出力ログをクリック。

OutputLogが出てきますので、後は自分の好きな位置に配置してください。

2.コンソールキーを追加する(日本語キーボードを使用している場合)
2014.04.22 Ver4.7でデフォルトで日本語OSの場合は「@」も追加されるようになったようです!
コンソールキーはゲーム実行中のウィンドウ上にコンソールコマンドを入力するテキストボックスを表示するものです。(※コンソールコマンドについては、こちらを御覧ください。)
デフォルトでは日本語キーボードでは入力できない「‘」に割り当たっています。日本語キーボードを使用している場合は、別のキーでもコンソールコマンド入力欄を表示できるようにしましょう。UE3時代からの風習を踏襲するのであれば「@」がオススメです。
手順1:メニューの編集からプロジェクト設定をクリック。

手順2:入力→ConsoleにあるConsoleKeysでキーの割り当てが出来ます。「@」キー(他でもOK)を追加しましょう。

ゲームを実行(再生)中に↑で設定したキーを押すと下の画面のようにコンソールコマンドを打つテキスト欄が表示されるようになります。

3.クオリティセッティングスの確認(画質が妙に悪い場合)
UE4のエディターはPCのパフォーマンスから快適になるよう、自動で各描画機能のクオリティを変更してくれます。しかし時々、PCのパフォーマンスが良くてもクオリティが低くなってしまっている場合があります。画質が妙に悪い場合は、一度この設定を確認してみましょう。
手順:設定→エンジンの拡張機能に各品質の設定があります。パフォーマンス的に問題が無い場合は、Epicで問題ないでしょう。

4.UE4 Editorを英語設定にしたい場合、言語設定を変更
基本的に新しいプロジェクトを作った場合、エディターの言語設定はOSの言語設定と同じになります。日本語でも問題は無いですが、UE4 Editorは英語で使いたいという方も多いでしょう。(ちなみに私は英語派です。) UE4 Editorの言語設定は以下の方法で変更できます。
手順1:「エディタの環境設定」を開く

手順2:地域&言語設定→Internationalizationの「言語」をEnglishに変更

手順3:エディターを再起動すると変更が適用されます
5.UE4 Editorがどんどん重くなる問題の対処(Windowsのみ?)
UE4 Editorのバグで、日本語入力(Microsoft IME)を使っていると、どんどん動作が重くなっていくバグが存在します。Epicさんが根本的に解決してくれることを望みますが、裏技的な解決方法として以下の3つがあります。
- UE4 Editorを再起動する
- Google IMEを使う
- ↑でもダメな場合、入力の言語設定を英語にする ※当然ながら日本語入力が使えなくなります。
再起動すれば治るのですが、いちいち再起動するのも面倒です。また、Google IMEで解決する人もいれば、それでは不十分で言語設定自体を英語しないと解決できない場合があるようです。(Windows8だとGoogle IMEでもダメなことが多い気がする……) ここでは言語設定を英語にする方法を紹介します。
手順1:右下の言語アイコンから言語設定をクリック。

手順2言語の追加をクリック

手順3:英語をクリックして選択し、開くをクリック

手順4:英語をクリックして選択し、追加をクリック

これで追加することはできました!
ただ、このままではキーボード配列がUS配列になってしまっています。JIS配列のキーボードを使っている場合は、以下の設定もしましょう。
手順5:手順1で開いた画面を開き、先ほど追加したENGのオプションをクリック

手順6:入力方式から、入力方式の追加をクリック

手順7:項目から、日本語をクリックして選択し、追加をクリック

入力方式のところに日本語が追加されているのを確認します。
手順8:確認できたらUSを削除して保存をクリック

キーボードレイアウトが日本語になっていることを確認します。

右下の言語アイコンからENGを選択して終了です。
英語しか打てなくなるのはつらいですが、日本語にしたいときは都度切り替えて使うと良いでしょう。根本的なバグの解消を期待して待ちましょう。
