BLOGブログ

2018.05.17UE4UE/ UMG

[UE4][UMG]Widget Switcherについて

こんにちは。新人UIデザイナーの板橋です。
UE4初心者ですので、同じく初心者の方達に向けて解説していきたいと思います。

今回は日本語解説があまりなかったUMGのWidgetSwitcherという機能について説明していきたいと思います。

【WidgetSwitcherとは】

名前の通り、Widgetを切り替える機能です。場所はpanelカテゴリの中にあります。


WidgetSwitcherにぶら下がっている子Widgetの中から、「Active Widget Index」の数値を参照して一つだけ表示してくれる機能です!

画像ではWidgetを並べていますが、ImageやProgress Bar, Textなども使えます。

Active Widget Indexは上から順番に0, 1, 2…といったように番号が割り振られます。


【子Widgetを切り替える方法】

「Active Widget Index」は、「Set Active Widget Index」というノードで指定できます。

UMGをDesiner画面からGraph画面(Widget Blueprint)に切り替えて、次のようなBlueprintを組んでみました。


これでカスタムイベントにintger型の数値を入力して実行すれば、WidgetSwitcherの中の子Widgetが切り替わります!

 

【試しに組んでみました】

これを利用してボタンクリックで画像が切り替わるUMGを組んでみました。


ボタンを押したら中央の画像がWidgetSwitcherによって切り替わるシンプルな構造です。
Level BlueprintとWidget Blueprint (UMGのGraph)の二つを編集します。

・Level Blueprint


これによって作成したUMGとマウスカーソルが表示されるようになります。

・Widget Blueprint


ボタンをクリックしたときの挙動です。

最後に先ほど作成したカスタムイベントにindexの数字を入力すればWidgetSwitcherによって子Widgetが切り替わります。

 

タブ型のUI表記する場合に簡単に中身のWidgetを切り替えることができそうです。

他にも、本実装や画像を切り出す前に、画面遷移を試し見するなど、色々工夫はできるかもしれません。

以上です!参考になれば幸いです・・・!

 

【おまけ】
WidgetSwitcherの子WidgetはCanvasPanelなどでまとめた構造の切り替えも可能です。
整理やUMGを使いまわす場合はWidgetでまとめたほうが良いでしょうが、
仮組ならば1つのUMG内に入れてテストするのもいいかもしれませんね!